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新興市場銘柄ダイジェスト:小僧寿しがストップ高、ベイカレントは上場来高値更新


<2656> ベクター 420 -17
続落。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業損益見通しを0.60億円の赤字(前年同期は0.38億円の赤字)と発表している。通期見通しについては開示していない。同時に発表した18年3月期の通期実績は2.33億円の赤字(17年3月期は0.67億円の赤字)だった。オンラインゲーム事業で前期にサービスを開始したタイトルの不振が響いたほか、新規スマートフォンゲームの業績も当初計画を下回った。

<6532> ベイカレント 3725 +340
大幅に4日続伸し上場来高値更新。配当方針を変更し、8月31日を基準日として中間配当を実施すると発表している。これにより、19年2月期の中間配当は25.00円、期末配当は30.00円となる見通し。年間配当は従来予想の55.00円と変わらない。株主への利益還元の機会を増やす。中間配当の実施で配当を得る機会が前倒しされるため、個人投資家を中心に先回りする動きが出たようだ。

<3625> テックファム 1645 +70
続伸。18年6月期の営業利益見通しを従来予想の1.80億円から3.60億円(前期は1.65億円)に上方修正している。ソフトウエア受託開発事業において、既存顧客の深耕営業による案件獲得、注力領域であるAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)を活用した案件の受注が好調なことに加え、採算管理の整備が順調に進んだ。自動車アフターマーケット事業も業績は順調に推移しているという。

<4308> Jストリーム 611 +100
ストップ高比例配分。エムアップ<3661>が設立した子会社VR MODEが展開するVR(仮想現実)動画配信事業への協力でエムアップと合意したと発表している。VR MODEは、エムアップが持つアーティスト、タレント、アイドルなど各権利元との関係を生かし、VRを中心とした先端表現技術を用いてライブ動画の配信などを行う。Jストリームは動画配信技術の提供や、コンテンツ配信インフラを支える立場で協力する予定。

<9973> 小僧寿し 108 +30
ストップ高。アスラポート<3069>が小僧寿しなど2社と業務提携し、弁当などの宅配事業を拡大すると一部メディアが報じている。アスラポートは小僧寿しが発行する4億円分の新株予約権付社債(転換社債)を引き受け、小僧寿しが今後3年で30拠点(現在は約260拠点)出すのを後押しするという。また、小僧寿しの販売店網を夢の街創造委<2484>の宅配代行サービスでも使えるようにするようだ。

<3733> ソフトウェアS 7800 -430
一時7380円まで下落。3月度の売上高が前年同月比24.4%減の17.67億円だったと発表している。マイナスは4カ月ぶりで、前月は同57.0%増だった。受注高も同46.1%減の8.75億円に縮小した。同社は18年10月期の上期(17年11月-18年4月)売上高を前年同期比31.3%増の96.53億円、営業利益を同63.3%増の19.78億円と予想しているが、3月までの累計売上高は70.10億円にとどまっている。




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