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木徳神糧 Research Memo(4):米価の上昇に伴い棚卸資産や前渡金等が増加し、総資産は増加傾向


■業績動向

2. 財務状況
木徳神糧<2700>の2017年12月期末の財務状況において、流動資産は24,384百万円(前期末比4,217百万円増)となった。主に現金及び預金の増加114百万円、受取手形及び売掛金の増加696百万円、商品及び製品の増加316百万円、前渡金の増加2,114百万円などによる。固定資産は、仙台工場や旧本社跡地の売却等による有形固定資産の減少1,162百万円、投資その他の資産の増加323百万円(主に投資有価証券の増加)などにより全体で871百万円減少した。その結果、総資産は前期末比3,346百万円増の32,699百万円となった。

負債の部では、支払手形及び買掛金が420百万円減少、短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が1,038百万円増加、長期借入金が422百万円増加したことなどから負債総額は2,825百万円増加し23,591百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により純資産は521百万円増加し9,107百万円となった。

3. キャッシュ・フローの状況
2017年12月期の営業活動によるキャッシュ・フローは2,094百万円の支出となったが、主な収入は税金等調整前当期純利益1,120百万円、減価償却費455百万円などで、主な支出は売上債権の増加698百万円、たな卸資産の増加1,552百万円、仕入債務の減少418百万円、その他流動資産(主に前渡金)の増加2,117百万円などであった。

同じく投資活動によるキャッシュ・フローは1,233百万円の収入であったが、主に有形固定資産の売却による収入1,575百万円による。また財務活動によるキャッシュ・フローは999百万円の収入であったが、主な収入は短期借入金の増加805百万円、長期借入金の増加(ネット)668百万円、主な支出は自己株式の取得336百万円、配当金の支払額82百万円などであった。

この結果、2017年12月期に現金及び現金同等物は114百万円増加し、期末残高は1,531百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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