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インテリックス Research Memo(9):アセットシェアリング事業は中期的に収益のけん引役となる


■市場動向と成長戦略

2. 成長戦略
インテリックス<8940>は今後の成長戦略として、事業ポートフォリオを多様化することで経営の安定性を高めながら収益の拡大を図っていく方針としている。現在は、オンバランス事業であるリノヴェックスマンション事業やその他不動産販売事業が収益の柱となっているが、これらの事業は不動産市況の影響を受けやすいことや、事業を拡大していくためには有利子負債を活用しなければならず、財務面でのリスク要因となっていた。

資金効率の向上を図るため、オフバランス事業としてアセットシェアリング事業やリノベーション内装事業等の育成を進めていくほか、経営の安定性を高めるためストック型ビジネスモデルも強化していく方針となっている。ストック型ビジネスとは毎月安定した収入を獲得できるビジネスであり、リースバック事業における賃貸収入やアセットシェアリング事業におけるプロパティマネジメント収入(運営管理収入)などが挙げられる。

特に、今後はアセットシェアリング事業の成長拡大が期待される。前述したように潜在的な需要が大きいこと、また、2015年から手がけた3案件※すべてが完売し、収益に大きく貢献していることから今後も積極的にプロジェクトを進めていく方針となっており、売上規模としては2019年5月期に40億円前後、4年内には100億円規模まで育つ可能性があると弊社では見ている。また、今後はREITとの協業によってフィービジネスで展開していく可能性も考えられる。REITが1990年以降、購入した不動産に関してリノベーションが必要な物件が増加しているためで、同社のリノベーションノウハウを生かしてアセットシェアリング商品として販売するケースが想定される。

※2016年5月期:「アセットシェアリング原宿」(新築シェアハウス、募集額8億円)、2017年5月期:「アセットシェアリング横濱元町」(新築オフィスビル、募集額10.5億円)、「アセットシェアリング渋谷青山(第1期)」(中古商業ビル、募集額4.5億円)、2018年5月期:「アセットシェアリング渋谷青山(第2期)」(募集額8億円)

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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