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日本トリム Research Memo(4):国内最高峰の研究機関である理研と電解水素水の共同研究を開始


■事業概要

a) 理研と電解水素水に関する共同研究を開始
2017年6月に、国立研究開発法人理化学研究所(以下「理研」)と「電解水素水の効果の機序解明」に関する共同研究を開始した。日本トリム<6788>は、1995年から20年以上にわたり国内外の研究機関と電解水素水に関する産学共同研究を実施し、胃腸症状改善以外の疾病予防や血液透析での副作用の抑制、農作物の収穫量増加など、優れて有意な生体効果を国際学術誌等で論文発表してきた。この度の共同研究は、動物及びヒトに対する効果の体系的なメカニズムを、国内最高峰の研究機関である理研の豊富な研究員と最先端の研究ノウハウや計測技術等を活用して解明することを目的とする。研究期間は5年間とし、1、2年の比較的短期的な研究に加え、より高度な機能性を追求する中長期的研究を並行して実施する。

2017年に発表された共同論文を列挙する。

b) 九州大学と東京大学の水素水に関する細胞内活性酸素消去能に関する共同論文
2017年2月に、Public Library of Scienceより刊行されるオープンアクセスの科学雑誌である「PLOS ONE」に、九州大学と東京大学との共同論文となる「電解水素水は同水素濃度の水素水に比べHT1080細胞の細胞内活性酸素消去能が強い(和訳)」が掲載された。本論文では、電解水素水の持つ抗酸化活性の因子が溶存水素であるかどうかの検証を行った。電解水素水はこれまでの研究から活性酸素消去活性を持つことが明らかとなっていたが、電解水素水中の水素の効果について検証した報告がなかった。この度の研究では、電解水素水の細胞内活性酸素消去活性が、水素に起因することを検証するため、ヒトの培養細胞を用い、細胞内活性酸素を計測する蛍光染色法により比較した。電解水素水は、同濃度のバブリング水素水よりも細胞内の活性酸素消去活性が約5倍高い結果が出た。また、水素ガスが脱気した後でも、電解水素水の細胞内活性除去能力は約60%の活性が残った。これは、バブリング水素水の約3倍の細胞内活性酸素除去能力に相当する。電解水素水は、アルカリ性で白金ナノ粒子などの別の因子が存在している可能性が示された。一方、バブリング水素水の活性成分は溶存水素のみのため、脱気した後では活性が残っていなかった。電解水素水はバブリングで生成した水素水よりも抗酸化性が高い水であると考えられ、電気分解によって生成することが有効との結論になった。

c) 帯広大学との競走馬の消化器症状に対する電解水素水の効果に関する共同論文
3月に、帯広畜産大学との共同論文「大井競馬場競走馬の消化器症状に対する電解水素水の効果」が、JRA競走馬総合研究所機関誌「馬の科学Vol.54 No.1」に発表された。2016年6月の畜産馬の胃潰瘍発症予防効果に関する研究に続き、今回は地方競馬の中で最大規模を誇る大井競馬場の協力を得て、競走馬を研究対象とした。競走馬は、内視鏡検査により約90%が胃潰瘍を保有していることが明らかとなっており、食欲不振によるパフォーマンスの低下が引き起こされるという問題を抱えている。研究により、1ヶ月前からアルカリ性で水素を含む電解水素水を与えることで、レース直前の調教後やレース後の食欲低下を予防できることが明らかになった。この問題の対策として、電解水素水が普及することが期待される。今後も研究を進め、馬に限らず他動物への応用研究も実施していく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)



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