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イーストン Research Memo(8):ワンストップソリューションの本格展開の体制が整う


■中長期の成長に向けた重点取り組みと進捗状況

6. IoT/ADAS技術の取り組みとワンストップソリューションの強化の進捗状況
ワンストップソリューションの強化はルネサスイーストン<9995>にとって今後数年間の最重要課題だと弊社では考えている。取扱商材の単品販売では顧客ニーズに応えられないということが理由の1つだ。また単品販売では同社の付加価値を発揮できないため事業の売上総利益率の上昇に限界があるということもある。ほかにも、売上高1,000億円の大台突破など同社が課題や目標と認識する様々なものの克服していくうえで、ワンストップソリューションの強化は必要不可欠だ。

同社はルネサスエレクトロニクス製品を筆頭に日立グループ製品やCSB製品など多数の商材を取り扱っているだけでなく、ソフトウエア技術やセキュリティ技術、新技術や新潮流に関する情報なども保有している。これらを顧客ニーズに合わせて組み合わせてモジュール化、システム化することが、売上拡大と、付加値創造による高収益実現へとつながると期待される。

今第2四半期の新たな進展としてはSIer(システムインテグレーター)の機能を充実させたことが挙げられる。パートナー企業の持つ先端技術・先端製品と同社が有するノウハウを結合させるワンストップソリューションの取り組みにおいて、社外のシステムインテグレーターを活用することがよりスピードアップにつながるとの判断がこうした動きにつながったとみられる。

弊社は前回のレポートで、ワンストップソリューションの提案を同社がプロアクティブに行っていくことこそが必要だと指摘した。その点は同社自身が誰よりも強く意識していると弊社では理解しているが、今回のSIerとの連携はその証左だと言えるだろう。今や同社は必要なピースをすべて手にし、攻める体制は完備したと言える。今後の実体的な活動・展開に注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)


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