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放電精密加工研究所---2Qは増収減益も、航空機エンジン部品事業及び金型は順調に推移、通期予測の達成を目指す


放電精密加工研究所<6469>は、金属を加工する放電加工技術に強みを持ち、放電加工では国内最大規模。世界初の完全クロムフリー防錆表面処理剤を製造販売する。アルミ押出用金型、セラミックスハニカム押出用金型も国内首位級。

足元の業績では、2018年2月期第2四半期決算は売上高が前年同期比2.8%増の49.63億円、営業利益が同53.4%減の0.37億円、経常利益が同27.4%減の0.64億円、四半期純利益が同53.2%減の0.32億円で着地。

放電加工・表面処理は、航空機エンジン部品の低圧タービンブレード、及び圧縮機・燃焼器関連部品の売上高が増加したことにより増収となるものの、成田事業所の爆発火災事故の影響で、減益となった。金型は好調に推移、自動車排気ガス浄化用のセラミックスハニカム押出用金型、及びアルミ押出用金型ともに売上高が増加、増収増益での着地。機械装置等は、自動車関連部品などが減少、減収減益となった。

2018 年2月期通期に関しては、売上高が前期比7.2%増の107.90億円、営業利益が同10.1%増の4.19億円、経常利益が同4.00億円、当期純利益が同2.7%減の2.31億円と期初の予想を据え置いている。

航空機エンジン部品関連の売上、利益ともに好調を持続、また金型も好調に推移し、下期も引き続き増収増益を見込んでいる。さらに、成田事業所は11月より通常稼働、下期の増益に寄与するとみている。

同社が公表している中期経営計画2017では、2020年2月期には、売上で133億、営業利益で13.6億を目標とする。重点施策として、既存事業の強化等を掲げる。機械装置等では、マルチマテリアル化を視野に入れて新市場の開拓を加速させるとしている。



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