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ピエトロ---新商品投入と主力既存商品のマーケティング強化で、2018年3月期通期、売上100億円超を目指す


1980年、一軒のレストランからはじまったピエトロ<2818>は、ドレッシング・ソース類が主力の食品メーカー。問屋経由で全国の量販店やスーパーなどに販売している。パスタが中心のレストランも展開。昨夏の増資で調達した資金を使って、主力ドレッシング商品の売上増加に対応するため、生産工場の生産能力を倍増した。

足元の業績では、2018年3月期第2四半期(2017年4月~9月)の売上高が前年同期比4.8%減の49.36億円、営業利益が同23.9%減の2.98億円、経常利益が同21.2%減の2.94億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同32.7%減の1.54億円となった。

食品事業では、オレンジキャップなど主力商品に加えて、前年リニューアルした「焙煎香りごまドレッシング」などは好調に推移したものの、前年春の新商品一斉配荷の反動、及び生産効率を図るために23アイテムの商品を削減したことにより売上高は減少した。レストラン事業では、既存店売上は回復傾向にありほぼ横ばいで推移したものの、直営店舗、FC店舗それぞれ1店舗閉店したことが影響して売上高が減少した。

2018年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比2.8%増の101.00億円、営業利益が同20.8%増の6.00億円、経常利益が同22.3%増の5.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.9%減の3.10億円と期初の予想を据え置いている。

食品事業では、2018年3月に5カテゴリー、15アイテムの新商品を投入、売上拡大を目指す一方で、主力既存商品のマーケティングを強化、万能調味料としての食べ方提案の販促イベントや首都圏でのCMなどでさらなる認知度の向上を図る。レストラン事業では、グランドメニュー刷新による原価率の低減を図りながら、ミスタードーナツ提携事業では、実施店舗拡大による売上増を見込む。同社は下期に向けて上記のような施策に注力、通期予想の売上高100億円超を目指す考えだ。



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