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デリカフーズ Research Memo(5):財務内容は堅実に推移


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
デリカフーズ<3392>の2017年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比879百万円増加の18,062百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では売掛金が131百万円増加した一方で、現預金が97百万円、未収入金が92百万円減少した。また、固定資産では西東京FSセンターの稼働を主因として有形固定資産が574百万円増加したほか、長期貸付金が241百万円増加した。

負債は前期末比643百万円増加の10,966百万円となった。有利子負債(リース債務含む)が395百万円増加したほか、買掛金が99百万円、資産除去債務が95百万円増加した。純資産は前期末比236百万円増加の7,096百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が219百万円増加した。

経営指標を見ると、自己資本比率が前期の39.9%から39.2%と若干低下し、有利子負債比率が103.5%から105.9%と上昇したが、財務の健全性は保たれていると判断される。また、収益性に関してはROEで4.7%、営業利益率で1.6%と直近では低水準となったが、天候不良や新工場立上げ負担による一時的なものと判断され、天候状況が平年並みであれば2018年3月期以降、収益性は回復していくものと予想される。なお、同社では新中期経営計画の中でROE8.0%を目標として掲げている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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