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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家キムさん:地方上場だと初値妙味が少ない。変革が起きている?


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家キムさん(ブログ「IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年6月03日11時 に執筆

IPOする企業の上場先といえば、東証1部や2部、マザーズやJASDAQを思い浮かべる人は多いと思います。しかし、たまに地方市場に上場する企業があります。
札幌証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所です。

今回は、札幌証券取引所の新興市場であるアンビシャスに上場する銘柄が承認されたのでご紹介します。


■エコモット<3987>
上場日:6月21日
上場市場:アンビシャス(札証)
業種:情報・通信業
ブックビルディング期間:6月2日~6月8日
仮条件範囲:2,470円~2,730円
公開株数:162,000株
オーバーアロットメント:24,000株
上場による資金吸収額:約5.08億円(仮条件上限2730円で算出)

【事業の内容】
IoTインテグレーション事業(IoTソリューションの企画及びこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務)


上場に際し、参考になりそうなのがフュージョン<3977>です。
同じくアンビシャス上場で、公開価格は1,140円、吸収金額は約1.82億円でした。
業種も同じく情報・通信業になります。
気になる初値は公開価格を大きく上回り2,872円(騰落率+151.93%)を付けています!
事業もIPOでは好まれる「ビッグデータの分析」を手がけていました。

IPOでは基本的に地方上場は流動性の観点から敬遠されがちです。
よってエコモットのように上場時の吸収金額が5億円以上になると、敬遠されるのが普通です。しかし、今回は話題の「IoT事業」を手がけており売上は拡大傾向、利益も出ており不安感はありません。

事前人気も高く、公開価格より初値が高く付く予想が大手企業より発表されているようです。
ただ、フュージョンの株価を見ていただくとわかるように、初値が付いた後は右肩下がりの株価となり流動性の問題もあるのではないかと考えています。

地方上場銘柄の売買に関しては取扱い不可の証券会社もあり、参加される場合には各取引証券会社の売買ルールを確認しておくと良いでしょう。
一昔前だと地方上場は敬遠されがちでしたが、ここ最近はそうともいえない状況となりIPO投資家には嬉しい限りです。外部環境が良いことも理由の1つですが、エコモットの初値は期待ができそうです。

銘柄の詳細についてはブログに書いていますので、参考になればと思います。

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執筆者名:キムさん
ブログ名:IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記


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