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ティア Research Memo(6):2017年9月期第2四半期累計業績は葬儀件数増と原価低減により期初計画を上回る


■業績動向

1. 2017年9月期第2四半期累計の業績概要
ティア<2485>の2017年9月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比6.8%増の5,897百万円、営業利益が同16.3%増の861百万円、経常利益が同16.4%増の851百万円、四半期純利益が同19.6%増の559百万円となり、上期としては11期連続の増収、営業利益、経常利益、四半期純利益は4期連続の増益となり、過去最高業績を更新した。また、会社計画比では葬儀件数が若干上回ったことにより売上高で1.0%上回ったほか、経費が想定を下回ったことにより経常利益は13.1%上回った。

2017年9月期第2四半期累計期間における新規出店はFC店1店舗となり、第2四半期末の会館数は直営店が47店舗(前年同期比4店舗増)、FC店が40店(同2店舗増)の合計87店となった。葬儀件数は直営、FC合計で前年同期比7.3%増の7,049件、うち直営店は同7.3%増の4,769件と順調に拡大した。直営店に関しては、既存店も前年同期比1.7%増と堅調に推移した。同期間における国内全体の葬儀件数の伸び率は前年同期比4%増となっており、業界平均を上回る成長を続けている。また、直営店の葬儀単価は前年同期比0.5%増の1,052千円と若干上昇した。

売上高の増収要因を見ると、直営新店の稼働による増収効果で294百万円、既存店の葬儀件数増加で79百万円、葬儀単価上昇で22百万円等となっており、合計で前年同期比376百万円の増収となった。また、経常利益の増減要因を見ると、増益要因としては増収効果で146百万円、売上原価率の改善により58百万円となり、減益要因としては人件費で42百万円、広告宣伝費で14百万円、その他経費で28百万円となった。売上原価率は前年同期比1.0ポイント改善したが、これは霊柩業務の内製化やFC向け物品販売の減少等による商品原価率の低減が主因となっている。また、3月末の人員は375名となり、前年同期比では23名増となった。中長期の出店拡大を見据えた人財確保を進めている。この結果、経常利益は前年同期比119百万円の増益となり、売上高経常利益率は同1.2ポイント上昇の14.4%となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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