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ダイヤモンドD Research Memo(11):ゼットンとのシナジー効果及び新たなM&Aの実現に注目


■成長戦略

ダイヤモンドダイニング<3073>は、シンガポールからの事業撤退やゼットンと商業藝術の連結化のほか、業界を取り巻く環境変化等を踏まえ、改めて中期経営計画を公表予定としている(第2四半期公表予定)。ただ、弊社では、「わらやき屋」や「九州熱中屋」などの高収益ブランドを軸とした出店拡大やウェディング事業の本格稼働、海外事業の拡大のほか、新業態(非アルコール業態を含む)や新規事業(インバウンド関連など)への展開により、持続的な成長を目指す方向性に大きな変化はないものとみている。

インバウンド(訪日外国人)の拡大や東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて経済の活性化が予想される首都圏中心部においても、まだ十分に出店の余地が残されている上、ドミナント展開の強化を狙う関西圏での出店拡大、主要都市への出店推進により、同社の持続的な成長は十分に可能であると判断している。また、ゼットンの連結化は、単なる業績の上乗せだけでなく、ハワイ事業の拡大(ウェディング事業を含む)や米国本土への進出など海外展開のスピードを高める可能性や、新業態及び新規事業の展開などにおいて、成長を後押しするものと評価している。

2020年2月期の売上高500億円、営業利益30億円の成長イメージ実現も、ゼットンの連結化により現実味が出てきた。ただ、その達成のためには追加的なM&Aが不可欠だろう。業界環境が厳しいなかで、国内におけるM&Aの環境が同社にとって追い風になる可能性があることや、稲本氏の参画により海外M&A(海外展開している和食業態等)の実現性もより高まったことから、それらをいかに成功に導くのかが今後の成長のカギを握るとみている。ゼットンとのシナジー効果と新たなM&Aの実現の2つの軸に注目していきたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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