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イデアインター Research Memo(1):初配当と株式分割を発表。ブランド認知度向上で本格成長期入りへ


■要約

イデアインターナショナル<3140>はインテリア雑貨やオーガニック化粧品などの企画・開発及び販売を行っている。デザイン性やブランド力に優れ、他のインテリアショップなどへの卸売と自社店舗での販売で業容を拡大してきた。2013年9月にRIZAPグループ<2928>傘下に入り、住関連ライフスタイル事業セグメントの中核を担っている。

1. 2017年6月期第3四半期決算は大幅増収増益で着地
2017年6月期第3四半期は、売上高5,037百万円(前年同期比10.0%増)、営業利益163百万円(同209.7%増)と大幅増収増益となった。計画に対しても順調な進捗だった。内容的には第2四半期までの傾向がそのまま継続しており、ホットプレートを中核とするキッチン雑貨やトラベルグッズが順調に販売を伸ばし、全体をけん引した。

2. 2017年6月期通期見通しと2018年6月期の営業利益計画を上方修正
2017年6月期について同社は業績見通しを引き上げ、売上高7,700百万円(前期比25.0%増)、営業利益340百万円(同86.0%増)を予想している。第3四半期までの順調な進捗に加えて、新規出店、ヒット商品の生産能力増強によるEC売上高・卸売上高の拡大への期待などが背景にあるとみられる。同社は3ヶ年のローリング中計を毎年公表しているが、今回の上方修正に合わせて2018年6月期の業績計画の営業利益についても上方修正した。こうした一連のアクションは、同社がトップライングロースに加えて利益率改善のステージへと入ってきたことを示唆するものだと弊社では考えている。

3. 業績の本格成長期入りを反映し初配当を実施へ。株主分割と株主優待策の充実も発表
前述の中期業績目標に基づけば、2016年6月期を起点に2020年6月期までの4年間の年平均成長率は売上高で18.1%、営業利益で60.1%となり、同社が業績の本格成長期に入ったと言える。この状況を踏まえて同社は、2017年6月期末に初の配当実施を予定していると発表した(金額は未定)。また、2017年6月1日付での1:2の株式分割と、個人が主体とみられる100株保有株主の優待利回りの改善策が発表された。株式分割によって1,000株未満保有の既存株主の株主還元利回りは全般に上昇するが、とりわけ100株保有株主の株主優待利回りは極めて高い値となると試算される。

■Key Points
・ローリング中計の確実な実行が成長戦略の根幹。2017年6月期の上方修正が中計の着実な進捗を示唆
・戦略的投資によって収益成長を実現するRIZAPグループの成功体験を再現。財務基盤の改善は株主還元策に反映
・初の配当実施の見通しを発表。1:2の株式分割と100株保有株主の優待利回り改善策の実施で、株主優待利回りは非常に高くなる見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



<NB>

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