北の達人 Research Memo（9）：2018年2月期は2.5円増配（分割調整後）となる年間7.5円配を予定

■株主還元

北の達人コーポレーション<2930>は、経営基盤の強化に向けた内部留保の充実を図りながら、会社業績の動向に応じて株主への利益還元に取り組んでいくことを基本方針としている。2017年2月期は、前期比1.5円増となる1株当たり10.0円（中間3.5円、期末6.5円）の配当となった（配当性向30.9%）。また、2018年2月期については、実質的には前期比2.5円（分割調整後）※増配の1株当たり7.5円（中間3.5円、期末4.0円）を予定している（配当性向30.9%）。同社は、配当性向30%を目処とした安定的な配当を目指しているが、今後も利益成長に伴う増配の余地は大きい。

※同社は、株式流動性の向上を目的として、2017年4月1日付で株式分割（1：2）を実施している。なお、株式分割が前期の期首に行われたと仮定した場合、2017年2月期の1株当たり配当金は5.00円（中間1.75円、期末3.25円）に換算（分割調整）される。


また、2016年４月15日から2016年10月14日において、資本効率の向上を通じた株主への利益還元を図ることを目的に自己株式取得も実施している（取得株式数116,300株、取得総額51,064,600円）。

2015年2月末からは、毎年2月末日の株主を対象とした株主優待制度も導入した。1単元（100株）以上を保有する株主に対して、毛穴集中対策スリーピングパック「ケアナパック」（30g、1カ月分）を贈呈する内容となっている※。（毎期検討し、変更する場合がある。）

※2016年2月末より、前回のQUOカード1,000円分から「二十年ほいっぷ」、2017年2月末より、「二十年ほいっぷ」から「ケアナパック」に制度内容を変更した。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　柴田　郁夫）



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