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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:こんなことで素敵な休暇を台無しにするな


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家夢見る父さん氏(ブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年4月30日22時に執筆

ゴールデンウィークを皆さんどうお過ごしでしょうか。日本では休日ですが海外市場は通常営業です。海外市場の動向や北朝鮮をめぐる地政学リスクなどで、連休中に大きな動きがある可能性もあります。また、最近の傾向をみると連休中に円高になる傾向があり、日本の参加者が少ない分、海外勢の仕掛けにあおられることも考えられます。しかし、僕はアメリカの著名投資家ピーター・リンチ氏の言った「こんなことで素敵な休暇を台無しにするな」という言葉を肝に銘じています。

リンチ氏はアメリカのフィデリティ社で運用していたマゼランファンドの純資産を13年間に2000万ドルから140億ドルと700倍以上に増やした伝説のファンドマネージャーです。彼は1990年に引退後、個人投資家向けに数々の指南書を書いており、邦訳もされているので読むのをお勧めします。

さて、リンチ氏は1987年の10月、久しぶりの休暇をとり、家族でアイルランドに旅行していました。折悪しく、ブラックマンデーといわれるアメリカ史上最大規模の暴落が起きてしまいます。まだ、携帯電話などが不通でなかった時代、リンチ氏が悠々とアイルランドでゴルフをしている間に、マゼランファンドは20億ドルも失ってしまいました。

慌てて現地から電話で、売れるだけの株を売るよう指示します。後にリンチ氏は、この出来事についての教訓を上げています。第1が「こんな交通事故のような出来事で素敵な休暇を台無しにするな」、第2が「こんなことで素敵な休暇を台無しにするな」、そして、最後が「キャッシュポジションが低いときに外国旅行をするな」

投資というのは、企業の本質に行うものであり、目前の上げ下げは企業の本質を変えていない限り、無視してもいいのです。特に内外に国際分散されたインデックスファンドのように、世界の経済成長に長期で投資しているのならば、何ら問題はありません。連休中に海外市場で異変があって暴落したとしても、それでオタオタするのは人生の損失といえましょう。

そうはいっても、もし投資家が、自分の限度以上にリスク資産にウエイトを置いていたのならどうでしょうか。損失がでたらやはり我慢ができなくなって、売ってしまうでしょう。だから、事前にどのくらいをリスク資産に投資するのか、そのアセットアロケーションをどうするのかというのは非常に重要なわけですし、安心して休暇を過ごしたいのだったら、まずそこの見直しをしてみたらどうでしょうか。ちなみに私自身は趣味の映画鑑賞三昧の予定です。

投資は自己責任です。インデックス投資に関心がある方は夢見る父さんのブログをご覧ください。



執筆者名:夢見る父さん
ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記






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