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NY債券:米長期債相場は下げ渋り、年内利下げの可能性高まる


20日の米国長期債市場では、フィラデルフィア地区連銀の6月製造業業況指数が3カ月連続でマイナスを記録し、雇用指数も2020年5月以来の低水準となったことから、利下げ実施の可能性が高まった。FRBのウォラー理事はインフレ指標の落ち着きや関税ショックの一時性を理由に、次回のFOMCでの利下げ検討を提唱した。CMEのFedWatchツールによれば、9月と10月のFOMCでFF金利が4.25-4.50%を下回る確率はそれぞれ70%と87%。10年債利回りは取引中に上昇後、終盤にかけて4.375%近辺に下落して終了した。イールドカーブはスティープニングを観測。

*07:13JST NY債券:米長期債相場は下げ渋り、年内利下げの可能性高まる 20日の米国長期債相場は下げ渋り。米フィラデルフィア地区連銀がこの日発表した6月製造業業況指数は-4.0と3カ月連続のマイナスを記録。雇用指数は-9.8で2020年5月以来の低水準。この結果を受けて9月または10月に利下げが実施される可能性が高まった。また、報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、足元のインフレ指標が落ち着いていることや輸入関税による価格ショックは短期間で終わるとの見方を提示し、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを検討すべきとの見解を示した。

CMEのFedWatchツールによると、20日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は70%程度。10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は87%程度。10年債利回りは4.381%近辺で取引を開始し、一時4.439%近辺まで上昇したが、米国市場の後半に4.359%近辺まで反落し、取引終了時点にかけて4.375%近辺で推移。

イールドカーブは若干のスティープニング。2年-10年は47.30bp近辺、2-30年は98.60bp近辺で引けた。2年債利回りは3.91%(前日比:-3bp)、10年債利回りは4.38%(前日比-1bp)、30年債利回りは、4.89%(前日比:0bp)で取引を終えた。

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