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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、流動的な米政策運営がドル買いを抑制


ドル・円相場は今後の展開が不透明で、伸び悩む可能性がある。米経済指標の発表が控えており、堅調な結果であればドル買いが進む見込みだが、トランプ政権の政策の不透明さがドル買いを抑制する要因となり得る。前日のJOLTS求人件数が予想を上回りドル買いを牽引したが、経済協力開発機構(OECD)の経済見通しの下方修正により勢いが抑えられた。本日もドル円は一時144円台を伺うも、再び143円後半に失速。今後、米国の経済指標や政策がドル相場に影響を与えるため、慎重に見守ることが必要である。特にISM非製造業景況指数が焦点となるが、トランプ政権の流動的な政策や財政悪化の懸念がドルの積極的な買いを抑える可能性が高い。

*17:45JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、流動的な米政策運営がドル買いを抑制 4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米経済指標が堅調なら、減速懸念の後退でドル買い先行の見通し。ただ、米トランプ政権の流動的な政策運営でドル買いは抑制されそうだ。

前日発表された米国のJOLTS求人件数は想定外に強く、ドル買い先行。NY株式市場の堅調を好感した円売りもドルをはじめ主要通貨を押し上げる要因となった。ただ、経済協力開発機構(OECD)の経済見通しの下方修正でドル買いは抑制され、ユーロ・ドルは1.1360ドル付近で下げ渋り、ドル・円は144円付近で伸び悩んだ。本日アジア市場でドルにまとまった買いが入り、一時144円台に再浮上。その後は軟化し、ドル・円は143円後半に失速した。

この後の海外市場は米国にらみの展開。トランプ大統領と習中国国家主席の電話会談を見極め、過度なドル売りは抑制されそうだ。また、今晩発表のISM非製造業景況指数が予想通り前回を上回れば、景気減速懸念は和らぎドル買い材料となる見通し。ただ、米国の米トランプ政権の流動的な政策運営や大型減税による財政悪化など複数の不透明要因で、ドルは積極的に買いづらい。加えて、今週末の米雇用統計や来週のインフレ指標をにらみ、ドル買いは限定的とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI改定値(予想:48.9、速報:48.9)
・21:15 米・5月ADP雇用統計(予想:前月比+11.0万人、4月:0.0%)
・22:45 カナダ中央銀行政策金利発表(予想:2.50%、前回2.75%)
・22:45 米・5月サービス業PMI改定値(前回:52.3)
・23:00 米・5月ISM非製造業景況指数(予想:52.0、4月:51.6)
・03:00 米・地区連銀経済報告公表


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