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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米中対立懸念は後退も信認低下のドル売り


24日の欧米外為市場では、ドル・円の伸び悩みが予想される。米中貿易摩擦への懸念が緩和し、ドルの買戻しが一時的に進むものの、米大統領の発言への疑念や米連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ圧力が影響し、ドル買いは限定的となりそうだ。また、日米財務相会合による円買いの可能性もある。一方で、耐久財受注や住宅関連指標が市場予想を下回る場合には、景気減速懸念からのドル買い抑制も考えられる。この日、アルファベットの好決算が円売りを促す可能性もあるが、ドル売り圧力は続く見込み。

*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米中対立懸念は後退も信認低下のドル売り 24日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米中貿易摩擦に対する懸念の後退で、ドルの買戻しが入りやすい。ただ、米大統領の見解に疑念が残り、ドル買いは限定的。また、日米財務相会合をにらみ円買いが見込まれる。

前日は米トランプ政権が対中追加関税の大幅引き下げを検討しているとの報道を受け、米中摩擦の激化懸念が後退。ベッセント財務長官は関税引き下げを前提に段階的な交渉に入る方針を示し、ドル買い基調に。ユーロ・ドルは1.1410ドル台から1.1310ドル台に軟化、ドル・円は141円半ばから143円半ばへ2円程度も水準を切り上げた。本日アジア市場でリスク回避ムードは後退したが、日米財務相会合をにらみ円買いに振れやすい地合いとなった。

この後の海外市場は引き続き米中貿易交渉を巡る前向きな観測で、ドルは売りづらい。半面、連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ圧力は続くとの見方は根強い。また、今晩発表される耐久財受注や住宅関連指標が市場予想を下回れば、景気減速懸念の再燃でドル買いは抑制される。もっとも、アルファベット(グーグル)の決算発表が好感されれば円売りの可能性も。一方、円安是正の思惑はいったん後退したものの、今晩の日米財務相会合を見極め過度な円売りを抑制しそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・4月IFO企業景況感指数(予想:85.2、3月:86.7)
・21:30 米・3月耐久財受注(予想:前月比+1.5%、2月:+0.9%)
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(前回:21.5万件)
・23:00 米・3月中古住宅販売件数(予想:414万件、2月:426万件)


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