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今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きとなる可能性


今日のドル・円は、米長期金利の上昇を背景に底堅い動きが予想されています。11日には、東京市場で146円54銭から147円40銭まで反発し、欧米市場では一時146円88銭まで下落した後、最終的に147円78銭で取引を終了しました。12日のドル・円は、主に147円台で推移する見込みです。国際決済銀行(BIS)は、トランプ大統領の関税政策による不確実性が市場を不安定にしているが、世界経済は景気後退を避けると予想しています。また、欧州の防衛費増額計画については市場が好意的に反応していると報告されています。BISは関税が消費者と企業に影響を与え、インフレを引き起こす可能性を指摘していますが、基本的な世界経済の軟着陸を見込んでいます。

*08:15JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きとなる可能性 11日のドル・円は、東京市場では146円54銭から147円40銭まで反発。欧米市場では146円88銭まで売られた後、148円11銭まで反発し、147円78銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に147円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きとなる可能性がある。

国際決済銀行(BIS)は3月11日に報告書を公表し、「トランプ米大統領の関税措置は非常に高い不確実性と市場の不安定化を招いている」と指摘した。ただ、BISは「世界経済は景気後退入りを避けられる」との見方を維持した。また、報告書では、米国の安全保障政策の転換を受けて欧州が防衛費を増額する計画を打ち出したことについて「市場が好意的に反応している」との見解が示された。報道によると、BISの調査部門責任者は「関税は消費者と企業の意欲をそぐほか、インフレをあおって中央銀行の金融政策運営を難しくする可能性がある」と指摘したが、BISは基本シナリオである世界経済の軟着陸を引き続き想定しているようだ。

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