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2月27日のNY為替概況


2月27日のニューヨーク外為市場では、米国の経済指標の発表を背景にドルの取引に大きな動きが見られました。ドル・円は149円35銭まで一旦弱含みましたが、最終的に150円16銭まで上昇しました。米国の新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、一時ドルが売られましたが、その後はGDP価格指数が上方修正されたことや、トランプ大統領の関税発表を受けインフレ懸念と長期金利の上昇で再びドルが買われる展開に。ユーロ・ドルとポンド・ドルも変動があり、トランプ政権による対EU関税の可能性でユーロが売られました。

*05:05JST 2月27日のNY為替概況 27日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円35銭まで弱含んだのち、150円16銭まで上昇し、引けた。

米先週分新規失業保険申請件数が前週から予想以上に増加したためドル売りが優勢となった。同時に米10-12月期GDP価格指数改定値が予想外に上方修正されたほか、トランプ米大統領が対メキシコ、カナダの関税や対中の追加関税を来週発動すると再表明したためインフレ懸念に長期金利上昇に伴うドル買いが再開した。

ユーロ・ドルは1.0493ドルまで上昇後、1.0400ドルまで下落し、引けた。トランプ政権による対欧州連合(EU)の関税を警戒し引き続きユーロ売り圧力となった。

ユーロ・円は156円86銭から155円76銭まで下落。

ポンド・ドルは1.2687ドルへ上昇後、1.2606ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.8966フランへ弱含んだのち、0.9006フランまで上昇した。

【経済指標】
・米・10-12月期GDP改定値:前期比年率+2.3%(予想:+2.3%、速報値:+2.3%)
・米・10-12月期個人消費改定値:前期比年率+4.2%(予想:+4.1%、速報値:+4.2%)
・米・10-12月期GDP価格指数:前期比+2.4%(予想+2.2%、速報値:+2.2%)
・米・10-12月期コアPCE価格指数:前期比+2.7%(予想+2.5%、速報値:+2.5%)
・米・1月耐久財受注速報値:前月比+3.1%(予想:+2.0%、12月:-1.8%←-2.2%)
・米・1月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比0%(予想:+0.3%、12月:+0.1%←+0.3%)
・米・1月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防) 速報値:前月比-0.3%(予想:+0.3%、12月:+0.3%←+0.5%)
・米・先週分新規失業保険申請件数(2/22):+24.2万件(予想:+22.1万件、前回:+22万件←+21.9万件)
・米・失業保険継続受給者数(2/15):186.2万人(予想:187.1万人、前回:186.7万人←186.9万人)
・米・1月中古住宅販売成約指数:前月比-4.6%(予想:-0.9%、11月:-4.1%←-5.5%)
・米・2月カンザスシティ連銀製造業活動:-5(予想-4、1月―5)


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