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日経VI:上昇、株価下げ渋るが警戒感継続


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が26日に前日比6.81%上昇し、25.24となりました。この上昇は米景気やトランプ政権の通商政策、日銀の利上げ動向、米エヌビディアの決算発表などの不確実要因が影響しています。米株式市場の動向に反して東京市場では売りが先行し、日経225先物が下落して始まり、午後には株価は下げ渋りました。しかし、市場参加者は依然としてこれらの要因に警戒を続け、日経VIが高水準を維持しました。日経平均VIは日経平均株価の1か月間の予想変動幅を示しており、この指標が上昇する時は通常、市場の警戒感が高まっていることを示唆しています。

*16:35JST 日経VI:上昇、株価下げ渋るが警戒感継続 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は26日、前日比+1.61(上昇率6.81%)の25.24と上昇した。なお、高値は26.86、安値は24.39。昨日の米株式市場で主要指数は高安まちまちだったが、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。午後に入り株価は下げ渋る動きとなったが、市場では米景気やトランプ米政権の通商政策、日銀の追加利上げ加速化、今晩発表される米エヌビディア決算など引き続き警戒材料が意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは継続し、日経VIは昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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