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日経VI:小幅に上昇、株価の下値堅く警戒感は限定的に


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は17日、小幅に上昇し22.62となった。この動きは、米国株式市場の下落を受けたもので、日経225先物は一時下落したが、その後は下値が堅く推移した。投資家の警戒感は、トランプ次期米大統領の就任や日銀の金融政策決定会合の前に高まったが、日中を通して次第に限定的となったため、日経VIの上昇幅は縮小した。日経VIは通常、日経平均株価と逆相関し、株価の急落時に急上昇する特徴を持つが、一定のレンジに回帰する傾向がある。

*16:35JST 日経VI:小幅に上昇、株価の下値堅く警戒感は限定的に 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比+0.02(上昇率0.09%)の22.62と小幅に上昇した。なお、高値は24.02、安値は22.31。昨日の米株式市場で主要3指数が下落した流れを受け、今日の日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。市場では、来週20日のトランプ次期米大統領就任や、23-24日の日銀金融政策決定会合などのイベントへの警戒感が意識されたが、今日は日経225先物が午後に入って下値の堅い展開となったことからボラティリティーの高まりを警戒するムードは次第に限定的となり、日経VIは上昇幅を縮小。低下に転じる場面もあった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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