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日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感はひとまず後退


日経平均ボラティリティー・インデックス(日経VI)は、16日に前日比-1.28で22.60と低下しました。これは市場が日銀の利上げ観測の中で、株式市場の下値が堅いことから一時的に警戒感が後退したことを示しています。米国市場の上昇傾向の影響で東京市場は買いが先行し、一時的に日経225先物が上昇しましたが、その後の伸びは限定的でした。日経VIは市場の期待する日経平均株価の1か月間のボラティリティを表し、通常は日経平均株価とは逆相関します。ボラティリティが市場における不安定さを示す中、今回の低下は一時的な安定を示唆しています。

*16:35JST 日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感はひとまず後退 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比-1.28(低下率5.36%)の22.60と低下した。なお、高値は23.02、安値は21.96。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。市場では、日銀が来週23-24日の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの観測が意識され、今日は朝方の買い一巡後は日経225先物が伸び悩んだものの下値が堅いことから警戒感がひとまず後退。日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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