starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米緩和後退に思惑も日銀に根強い期待


欧米外為市場では、ドル・円が伸び悩む可能性が指摘されています。米国の金融緩和後退観測からドル買いが続く一方、日銀の早期利上げ期待が根強く、円の売りを躊躇させる要因となっています。さらに、日本政府の為替介入への警戒感もドルの上昇を抑える方向に働きそうです。前週の米雇用統計の強さを受けて、ドル・円は上昇基調を続けているものの、日経平均の下落によるリスク回避の円買いが主要通貨を押し下げる場面も見られました。今後の海外市場では、インフレの高止まりが続けば、FRBの利下げ停止観測がドルに対するプラス要因になるでしょう。しかし、日銀の利上げ期待や為替介入の可能性が依然として円買いの支持となり、ドル・円の上値を抑える要素となっています。

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米緩和後退に思惑も日銀に根強い期待 14日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金融緩和の後退観測でドル買い基調が続く見通し。ただ、日銀の早期利上げ期待は根強く、円は売りづらい。また、日本政府による為替介入も警戒され、ドルの上昇は抑制されそうだ。

前週末に発表された強い米雇用統計を背景に、13日は米10年債利回りが上昇しドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルは1.02ドルを割り込み、1.01ドル台に水準を切り下げた。ドル・円は157円付近に下押しされながらも上昇基調を維持し、157円後半に浮上。本日アジア市場は日銀副総裁の追加利上げに慎重なスタンスで円売りに振れた。一方、日経平均株価の大幅安でリスク回避の円買いが強まり、主要通貨を押し下げる場面もあった。

この後の海外市場はドル買い基調が続く見通し。インフレ高止まりなら、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ打ち止め観測でドル選好地合いに変わりはない。欧州通貨はなお買いづらく、ドル高をサポートする可能性も。ただ、日銀の1月利上げへの市場期待は根強く、円買い地合いを支える。また、ドル・円は為替介入の思惑が上値を抑える要因となりそうだ。さらに、NY市場での株式動向次第では円買いが強まる局面も予想され、引き続き上値が重いとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・22:30  米・12月生産者物価コア指数(予想:前年比+3.8%、11月:+3.4%)
・24:00  米・カンザスシティ地区連銀総裁が講演予定

<CS>
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.