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日経平均VIは大幅に上昇、株価大幅安で警戒感広がる


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は24.31まで上昇し、警戒感が高まっています。この指数の急上昇は、米国の株式市場の下落や日米長期金利の上昇、米国のAI向け半導体の輸出規制見直しなど外部要因からくる不安を反映しています。東京市場開始直後、日経225先物が大幅に下落し、これに伴い日経VIも上昇しました。通常、日経平均株価の急落時にこの指数は上昇する傾向にあり、市場の不安感を示しています。

*14:07JST 日経平均VIは大幅に上昇、株価大幅安で警戒感広がる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+2.57(上昇率11.82%)の24.31と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は24.77、安値は22.69。

東京市場が3連休中の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。市場では日米長期金利の上昇や「トランプリスク」に加え、米国のAI向け半導体の輸出規制見直しなどが懸念材料となる中、今日は取引開始後に日経225先物が大幅安となっていることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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