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日経平均VIは大幅に上昇、日銀総裁の会見控え警戒感緩まず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が前日比13.83%上昇し、24.04を記録しています。この上昇は、前日の米株式市場の大幅下落の影響を受けた東京市場での売り先行に伴うものです。本日は日銀が金融政策決定会合で利上げを見送ったにもかかわらず、植田日銀総裁の記者会見が予定されているため、市場には警戒感が残っています。ポラティリティの高まりへの懸念が続き、日経VIが高水準を維持しています。

*14:08JST 日経平均VIは大幅に上昇、日銀総裁の会見控え警戒感緩まず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+2.92(上昇率13.83%)の24.04と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.51、安値は23.10。

昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。日銀金融政策決定会合で利上げ見送りを決めたが、今日は植田日銀総裁の記者会見も予定されており、市場で警戒材料となっている。こうした中、今日は日経225先物が取引開始後は下値の堅い展開となっているが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩まず、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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