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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米緩和継続方針の後退も日銀政策決定にらみ


18日の欧米外為市場で、ドル・円は伸び悩む展開が予想されています。米金融政策での緩和継続のスタンスが弱まるとドル買いが優勢になる可能性がありますが、日銀の利上げ期待が後退したため、政策決定を見極めようとする姿勢から過度な円売りは控えられるでしょう。FOMCでの追加利下げの織り込みや米小売売上高の改善がドル売りを抑制していますが、米10年債利回りの低下がドル売りを招く可能性もあります。市場はFRBのFOMCでの討議や金利見通しに注目しています。

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米緩和継続方針の後退も日銀政策決定にらみ 18日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金融政策で緩和継続のスタンスが弱まれば、ドル買い優勢の見通し。ただ、日銀の利上げ期待は後退したものの、政策決定を見極めようと過度な円売りは縮小しそうだ。

米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げが織り込まれ、前日はドル売りを抑制。また、米国の小売売上高が予想通り前回から改善し、良好な景況感が好感された。ただ、米10年債利回りの失速でドル売りに転じるとユーロ・ドルは1.05ドル台に持ち直し、ドル・円は153円10銭台に失速。本日アジア市場で米金利の低下は一服し、ドル売りは後退。中国・香港株高は円買いを弱め、ドル・円は底堅く推移した。

この後の海外市場は米金融政策にらみ。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCでの討議を踏まえ、0.25%の追加利下げに踏み切る見通し。当局者の金利見通し(ドットチャート)が焦点で、来年の利下げ回数がメーンシナリオの4回を下回れば、緩和政策後退を期待したドル買いが強まる。また、イベント通過に伴う不透明感の払拭もドル買いを支える。ただ、明日の日銀金融政策決定会合を見極めようと、円売りは限定的とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・11月消費者物価指数改定値(前年比予想:+2.3%、10月:+2.3%)
・22:30 米・11月住宅着工件数(予想:134.5万戸、10月:131.1万戸)
・22:30 米・11月住宅建設許可件数(予想:143.0万戸、10月:141.6万戸)
・22:30 米・7-9月期経常収支(予想:-2871億ドル、4-6月期:-2668億ドル)
・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表(政策金利は0.25ポイント引き下げ予想)
・04:30 パウエル米FRB議長会見
・06:45 NZ・7-9月期GDP(前年比予想:-0.4%、4-6月期:-0.5%)

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