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今日の為替市場ポイント:日銀12月利上げの思惑でドルは伸び悩む可能性も


26日のドル・円相場は、東京市場での一時反落後、欧米市場で再び買いが優勢となった後に152円台まで再度下落する動きが見られた。27日も153円台での推移が見込まれるが、日銀の12月利上げへの思惑がくすぶる中、ドルの上値が重くなる可能性も指摘されている。一方、米コンファレンス・ボードが発表した11月の消費者信頼感指数は、労働市場への楽観的な見方と株価の上昇が寄与し、111.7と上昇。特に35歳未満の層で信頼感の上昇が目立った。株価上昇を予想する消費者の割合は最高を記録したが、インフレ期待は低下している。この背景には、トランプ氏の大統領当選が株高やインフレ期待抑制に寄与しているとの指摘もある。

*08:15JST 今日の為替市場ポイント:日銀12月利上げの思惑でドルは伸び悩む可能性も 26日のドル・円は、東京市場では154円49銭から153円55銭まで反落。欧米市場では154円12銭まで買われた後、一時152円99銭まで反落し、153円05銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に153円台で推移か。日本銀行による12月利上げの思惑は消えていないため、ドルは伸び悩む可能性がある。

米コンファレンス・ボード(CB)が11月26日に発表した11月消費者信頼感指数は111.7に上昇した。労働市場に対する楽観的な見方や株高が指数の上昇につながったようだ。10月分は前回発表の108.70から109.60に上方改定された。CBによると、信頼感の上昇は35歳未満の年齢層で目立っていた。35-54歳の年齢層ではわずかに低下した。CBによると今後1年間で株価が上昇すると予想した消費者は56.4%で過去最高を記録。一方、向こう1年間のインフレ期待は4.9%と、10月の5.3%から低下した。市場参加者の間からは「米大統領選でトランプ氏が当選したことは株高やインフレ抑制の期待を高める一因となった可能性がある」との声が聞かれている。

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