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日経VI:低下、株価の上値重く警戒感の緩和は限定的に


14日の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、前日比-0.41(1.65%低下)の24.38となりました。これは、前日の米株式市場の影響が限定的で、東京市場では初動で買いが優勢だったためです。しかし、取引終了に向けて株価の上値が重くなり、警戒感の緩和は限定的にとどまった結果、日経VIの低下幅は縮小しました。日経VIは、今後1か月の市場変動を予測する指標で、日経平均株価が急落する際には上昇しやすく、逆に株価上昇局面では低下する傾向があります。

*16:35JST 日経VI:低下、株価の上値重く警戒感の緩和は限定的に 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比-0.41(低下率1.65%)の24.38と低下した。なお、高値は24.87、安値は23.16。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちで手掛かり材料となりにくかったが、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。その後、日経225先物は午前の時間帯は下値が堅かったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し日経VIは昨日の水準を下回って推移した。ただ、取引終了にかけては株価の上値が重く、警戒感の緩和は次第に限定的となり、日経VIは低下幅を縮小した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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