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日経VI:低下、イベント通過で警戒感が後退


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、イベント通過による市場の安心感が広がり、5.38%低下して26.04となった。特に、米大統領選挙と米連邦公開市場委員会(FOMC)が大きな混乱なく終了したことが投資家の警戒感を和らげた。日経VIは市場が期待する日経平均株価の変動の大きさを示し、通常は日経平均株価と逆相関する。今回のVIの低下は、イベント通過によるボラティリティの高まりに対する警戒感の後退を反映している。

*16:35JST 日経VI:低下、イベント通過で警戒感が後退 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比-1.48(低下率5.38%)の26.04と低下した。なお、高値は26.04、安値は24.06。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では、米大統領選や米連邦公開市場委員会(FOMC)を大きな混乱なく終えたことから安心感が広がりやすくなった。こうした中、今日は取引開始後に日経225先物が上値の重い展開となったものの、イベント通過による安心感からボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退。日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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