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日経VI:大幅に上昇、米大統領選など意識


日経VI(ボラティリティ・インデックス)は29日に13.84%上昇し、29.44を記録した。この指標は市場の不安感を示し、日経平均株価の将来1か月間の変動幅を期待する指標である。特に、11月5日の米大統領選を控えて、投資家の間で市場の不確実性に対する警戒感が高まっていることが上昇の要因とされている。日経225先物が取引開始時に下落したが、その後は堅調に推移し、衆院選を巡る売買は一巡したとの見方が多い。通常、日経VIの値は日経平均株価と弱く逆相関するが、急上昇後は20~30のレンジに戻るという特性を持つ。

*16:05JST 日経VI:大幅に上昇、米大統領選など意識 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比+3.58(上昇率13.84%)の29.44と大幅に上昇した。なお、高値は30.41、安値は25.81。今日の東京市場は取引開始時点ではやや売りが先行し、日経225先物は下落して始まったが、取引開始後はプラス圏で堅調に推移した。市場では衆院選を巡る売買は一巡したとの見方が多いが、11月5日投開票の米大統領選を意識する向きも多く、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がりやすくなっている。こうした状況を映し、今日は株価は堅調だったが、日経VIは概ね昨日の水準を大きく上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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