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日経VI:上昇、株価下落で一時30を上回る


11日、日経平均ボラティリティー・インデックス(日経VI)が前日比+0.86ポイント(3.04%上昇)の29.14を記録しました。特に日中の高値では32.59に達し、一時的に30を上回る水準に。背景には、前日の米株式市場での主要指数の大幅下落が影響しており、東京市場でも売りが先行しました。日経225先物は下げ幅を広げ、不安心理の高まりが見られましたが、売り一巡後には株価の下げ渋りが見られ、警戒感はやや和らぎ、日経VIも上昇幅を縮めました。日経VIは市場が予測する日経平均株価の1か月間の変動幅を表し、通常は株価と逆相関する傾向があります。

*16:35JST 日経VI:上昇、株価下落で一時30を上回る 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前日比+0.86(上昇率3.04%)の29.14と上昇した。なお、高値は32.59、安値は28.72。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。朝方は日経225先物が下げ幅を広げ大幅安となったことからボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは不安心理が極めて高まった状態とみなされる30を超えて推移した。しかし、売り一巡後は株価が下げ渋り、警戒感の高まりはやや限定的となり、午前の中頃からは日経VIも上昇幅を縮める動きとなった。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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