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日経VI:大幅に上昇、株価下落で警戒感強まる


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が、前日比15.61%上昇の32.14と大きく上昇しました。これは、市場が株価変動に伴うリスクに対する警戒感を反映していると考えられます。前日の米国株式市場の下落が東京市場にも影響し、売りが先行する形で日経225先物は下落して始まりました。加えて、国内外の選挙など先行き不透明感が続くため、市場は慎重な姿勢を保っており、日経VIは高騰したまま推移しています。日経VIは、日経平均株価が急落する際に急上昇する特性を持ちつつも、最終的には20から30のレンジに回帰する傾向があります。

*16:05JST 日経VI:大幅に上昇、株価下落で警戒感強まる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は25日、前日比+4.34(上昇率15.61%)の32.14と大幅に上昇した。なお、高値は33.62、安値は32.14。昨日の米株式市場でダウ平均が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。市場では明後日27日に投開票が行われる衆院選や、11月5日投開票の米大統領選挙への警戒感が継続し、積極的な買い戻しは見送られ、日経225先物は取引開始後も軟調な展開となった。こうした状況から市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは終日、昨日の水準を大幅に上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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