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今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観でリスク選好的なドル買い拡大の可能性低い


*08:05JST 今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観でリスク選好的なドル買い拡大の可能性低い 25日のドル・円は、東京市場では142円56銭から142円14銭まで弱含み。欧米市場では142円55銭まで買われた後、142円29銭まで売られたが、142円40銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に142円台で推移か。米国金利の先安観は後退していないため、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

日本銀行の植田総裁は12月25日、経団連の審議員会で講演を行った。報道などによると、2%の物価目標の持続的・安定的な達成について「確度は少しずつ高まってきている」との見方を伝えたが、「金融政策の変更時期を現時点では決め打ちはできない」と述べた。報道によると、植田総裁は、サービス価格が徐々にプラス幅を拡大していることは注目すべき材料であるとの見方を伝えたが、「労務費上昇の販売価格への転嫁は容易ではないとの印象も持っている」と述べた。

市場参加者の間からは「植田総裁は労務費の持続的な上昇は期待できないと考えているように思える」との声が聞かれた。また、マイナス金利政策の解除時期について「来年3月以降となる可能性が高いが、現時点で予測することは難しい」との声が多く聞かれた。ある市場参加者は「米国が利下げを開始した後に日銀がマイナス金利を問題なく解除できるのか、多くの問題が絡んでおり、定かではない」と指摘している。



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