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注目銘柄ダイジェスト(前場):ハーモニック、楽天銀行、タメニーなど


*11:55JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ハーモニック、楽天銀行、タメニーなど ハーモニック<6324>:3830円(-305円)
大幅反落。トヨタ自動車が保有する同社株の全てを売却すると発表している。売却株数は437万9400株で、発行済み株式数の4.6%にあたる水準となる。海外での株式売出となるようだ。政策保有株の見直しに伴うもので、今後も取引は良好な関係を維持するとされているが、当面の需給に与える影響を警戒する動きが先行。会社側では需給への影響軽減に向け、発行済み株式数の0.73%に当たる70万株を上限とする自社株買いの実施を発表。


メニコン<7780>:2426.5円(+160円)
大幅続伸。ハードコンタクトレンズ「オルソケラトロジーレンズ」が、中国で人気が高まっていると報じられている。これは、寝ている間に着用し角膜を平たんにすることで近視を矯正するハードコンタクトレンズであるが、中国では、睡眠時に着用して近視を矯正するレンズが人気を集めており、需要を取り込みつつあるようだ。中国の人口の大きさを考慮すると、今後の海外成長をけん引していくものと期待が高まる展開に。


東京電力HD<9501>:738.3円(+46.3円)
大幅続伸。原子力規制委員会では前日、同社の柏崎刈羽原発の再稼働に向けて、テロ対策や事業者としての適格性の点で問題がないと判断したと伝わっている。これにより、早ければ年内にも運転禁止が解除される見通しとなっている。再稼働には地元の同意が必要になるため、年度内の稼働は難しい状況とみられているが、近いうちの再稼働期待が一気に高まったことで、今後の収益改善の方向性が見いだせる状況に。


楽天銀行<5838>:2507円(-231円)
大幅続落。楽天グループが保有する同社株の追加売却を実施すると発表している。6月末時点での保有株約1億1000万株に対して、発行済み株式の約15%に当たる2550万株を海外市場で売り出すもよう。今回の売却で楽天グループの保有比率は約49%に低下する。売却額は約700億円程度となるようだ。24年から25年にかけて8000億円規模の社債の大量償還を控えており、主に社債の早期返済に充当する資金とするようだ。


アインHD<9627>:4803円(+236円)
大幅続伸。前日に第2四半期の決算を発表、8-10月期営業利益は51.4億円で前年同期比27.4%増となり、市場予想を10億円近く上回った。つれて、通期予想を従来の157億円から185億円、前期比15.3%増と、一転増益予想に上方修正している。上方修正値もコンセンサスを10億円程度上振れる水準と捉えられる。ファーマシー事業の粗利益率上昇などが主な上振れ要因に。


タメニー<6181>:113円(-11円)
大幅に反落。一部メディアが「東京都は24年度にマッチングアプリの提供を始める。運営は民間企業に委託する予定」と5日に報じたことを手掛かりに6日に急伸した。ただ、タメニーは9月28日に東京都の結婚支援マッチング事業支援業務の実施事業会社として選定されたと開示済みで、報道に対して「マッチングアプリの仕様等も含めた詳細の開示は控える」とコメント。買い上がるには材料不足との見方から利益確定売りに押されているようだ。


ヘッドウォーター<4011>:9510円(+210円)
大幅に3日ぶり反発。産業用メタバース活用支援ソリューションを米エヌビディアの開発プラットフォームと独シーメンスの産業用高性能PCに対応させたと発表している。同ソリューションは、工場や店舗など遠隔地の状況をAIカメラで撮影し、データをリアルタイムで仮想空間に反映することが可能。今回の対応で、世界各地の開発メンバーが仮想空間上で同じデータをリアルタイムで共同編集することができるにようになるという。


オキサイド<6521>:3415円(+85円)
大幅高。ドイツの公的研究機関IKZと次世代レーザ用光学単結晶の技術移転に関する共同研究開発契約を締結したと発表している。IKZの研究成果である次世代のレーザ用光学単結晶材料をオキサイドに技術移転する。現在実用化されているレーザは、単結晶材料の特性が高出力化や短波長化に限界をもたらしているものが多くあるとされ、この限界を打破したいという両者の理念が一致したという。 <ST>
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