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米国株見通し:伸び悩みか、堅調続き調整含みの売りも


*13:34JST 米国株見通し:伸び悩みか、堅調続き調整含みの売りも (13時30分現在)

S&P500先物      4,422.25(+12.50)
ナスダック100先物  15,427.00(+47.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は60ドル高。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


11日の主要3指数は4日続伸。取引半ばで失速も終盤に持ち直し、ダウは65ドル高の33804ドルと4日間で700ドル近く上値を伸ばした。この日発表された生産者物価指数(PPI)は予想を上回り、インフレ高止まりを受け売りが強まった。ただ、その後公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は想定よりも慎重な意見が目立ち、引き締め継続への警戒は一服。それを受けた長期金利の低下で、買戻しが相場を押し上げた。


本日は伸び悩みか。前日の強いPPIとは対照的に、今晩の消費者物価指数(CPI)は低下の見通し。連邦準備制度理事会(FRB)当局者のハト派寄りの見解がクローズアップされるなか、インフレ鈍化が鮮明になれば今月末のFOMCでの利上げ見送りの見方に傾くだろう。引き締め継続への過度な懸念の後退で長期金利が低下すれば、買い優勢となりそうだ。ただ、11日までの堅調地合いで調整含みの売りが強まり、指数の上値を抑える。


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