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米国株見通し:下げ渋りか、明日のCPIを見極め売り縮小


*13:42JST 米国株見通し:下げ渋りか、明日のCPIを見極め売り縮小 (13時30分現在)

S&P500先物      4,394.00(+2.50)
ナスダック100先物  15,296.00(+25.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は4ドル高。長期金利は上昇一服となり、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


10日の主要3指数は3日続伸。取引半ば以降は上げ幅を縮小したものの、ダウは134ドル高の33739ドルと上値を伸ばした。連邦準備制度理事会(FRB)当局者の引き締め継続に慎重なスタンスが前週から目立ち、高水準の長期金利は低下。それを受けハイテクをはじめ幅広い分野で買戻しが強まり、相場を押し上げた。ただ、イスラエルと武装組織ハマスの戦闘激化で中東情勢が不安定化し、買い一巡後は様子見ムードが広がった。


本日は下げ渋りか。引き続き金融政策を見極める展開。9月19-20日に開催された米FOMCの議事要旨はインフレ抑止に積極的とみられ、再び金利高が予想される。ただ、今晩の生産者物価指数(PPI)は強弱まちまちとなる見通し。明日の消費者物価指数(CPI)は現時点で低下が予想され、金利高が抑制されれば買戻しが入りやすい。もっとも、中東の緊張により金融市場への影響が警戒されており、指数の戻りは小幅にとどまるだろう。


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