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ハイテク主導で買われ、心理的な節目の33500円台を一時回復【クロージング】


*16:21JST ハイテク主導で買われ、心理的な節目の33500円台を一時回復【クロージング】 29日の日経平均は続伸。40.15円高の33234.14円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が上昇した流れを映して、値がさハイテク株を中心に買いが先行して始まった。前場終盤には33527.98まで上げ幅を広げ、取引時間中としては、4営業日ぶりに心理的な節目の33500円台を突破した。その後は、目先の達成感などから短期筋による利食い売りが出たほか、TOPIXの浮動株比率の変更などに伴うリバランス売りが観測されるなか、大引けにかけて日経平均はマイナスに転じる場面もあった。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄1000に迫り、全体の過半数を占めた。セクター別では、銀行、精密機器、電気機器、非鉄金属など8業種が上昇。一方、パルプ紙、食料品、海運、ゴム製品など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、キッコーマン<2801>、アステラス薬<4503>が軟調だった。

米半導体大手マイクロン・テクノロジーが6-8月期の強気な売上高見通しを示した。これを受けて時間外取引で同社株が2%超上昇したことが東京市場のハイテク株への安心感につながった。また、FRBのストレステスト(健全性審査)に参加した米銀23行全行が審査合格となったことで、国内の銀行セクターにとってポジティブに作用するとの思惑からメガバンク株にも買いが波及した。

日経平均は前場終盤に先物主導で上げ幅を縮める場面があった。特段悪材料が出た訳ではなく、短期筋による動きが主体との見方が多い。また、心理的な節目の33500円を突破したことで戻り待ちの売りなども控えていたようだ。一方、チャート面では14日から23日まで33200円程度が下値支持ラインとして意識されていただけに、この水準を上回って引けたことで、日経平均は再び上値追いの動きにつながると先行きを期待する声も聞かれる。ただ、来週は3日に日銀の全国企業短期経済観測調査(短観)、米国ではISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計といった重要経済指標の発表が控えるだけに、短期筋の動向にらみの展開が続きそうだ。


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