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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、材料難でドル買いは限定的に


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、材料難でドル買いは限定的に 24日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。前週末の予想外に強い米経済指標を受け、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続が織り込まれた。ただ、今晩は決め手になる材料が乏しく、ドルの上昇は限定的となりそうだ。

21日に発表された米国のPMIは製造業が景気判断の節目である50を回復したほか、サービス業は昨年春以来の高水準と、いずれも予想に反し強い内容に。その前日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数の大幅悪化で大きく売られた反動もあり、PMIを受けドル買いが先行。ユーロ・ドルは1.0940ドル台に下げ、ドル・円は134円半ばに浮上した。週明けアジア市場もおおむねその流れが受け継がれ、ドルは底堅い。

この後の海外市場でドル買い地合いは継続しよう。5月2-3日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、0.25%の利上げを織り込む展開となりドル売りは後退しそうだ。また、今週開催の日銀金融政策決定会合で緩和継続が見込まれ、円売りがドルを支える見通し。ただ、本日は重要イベントが予定されておらず、材料難でドル買いは小幅にとどまるとみる。ドル・円は底堅いものの、134円台で上値の重さが意識されるだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・4月IFO企業景況感指数(予想:93.3、3月:93.3)
・21:30 米・3月シカゴ連銀全米活動指数(2月:-0.19)
・23:30 米・4月ダラス連銀製造業活動指数(3月:-15.7)


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