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今日の為替市場ポイント:年内米利下げ予想でドル買い拡大の可能性低い


*08:23JST 今日の為替市場ポイント:年内米利下げ予想でドル買い拡大の可能性低い 12日のドル・円は、東京市場では134円05銭まで買われた後、133円56銭まで下落。欧米市場では133円97銭まで買われた後、132円74銭まで反落し、133円18銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に133円台で推移か。年内米利下げの可能性があることから、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)は12日、3月21-22日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨を公表した。それによると、米銀2行の経営破綻が銀行の融資や経済の行方に及ぼす影響を評価するために、数人のメンバーは金利据え置きが適切かどうか検討したようだ。最終的には参加メンバーは政府とFRBが実施した措置を評価し、0.25ポイントの利上げを支持した。

ただ、インフレについて、「長期的に2%に戻すのに十分なペースでインフレ圧力が緩和する兆候はほとんど見られていない」と記述されており、3月時点で早期利下げの必要性は高まっていなかったことが推察される。この点については国際通貨基金(IMF)の判断と大きな違いはないとみられる。米国を含めて主要国の金融政策はインフレ抑制の基本方針を変えていないが、インフレ見通しは不透明であるため、主要中央銀行による金利引き下げの動きが広がり始める時期については予測困難な状態が続くとみられる。

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