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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドル買い拡大の可能性低い


11日のドル・円は、東京市場では132円07銭まで下げた後、132円58銭まで反発。欧米市場では132円87銭まで買われた後、132円29銭まで下げており、132円50銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に132円台で推移か。米長期金利の低下を受けてリスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

市場参加者の多くは12日発表の12月米消費者物価指数(CPI)に注目している。市場予想は前年比+6.5%程度、同コア指数は前年比+5.7%程度と予想されている。物価上昇率の鈍化が想定されているが、市場予想を上回った場合、インフレ高止まりの見方が強まり、リスク選好的なドル買いが強まる可能性がある。大半の市場参加者は2月と3月に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で合計0.5ポイントの追加利上げが行われると予想しているようだが、それ以降については見方が分かれている。12月米CPIが市場予想を上回った場合、米政策金利見通しは変化し、年内利下げの思惑はやや後退するとみられる。

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