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前場に注目すべき3つのポイント~様子見ムードのなか、イベント関連など内需系にシフトしやすい需給状況~


12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■株式見通し:様子見ムードのなか、イベント関連など内需系にシフトしやすい需給状況
■Jフロント、2Q営業利益 黒字転換 132億円
■前場の注目材料:あすから46道府県、全国旅行支援開始、東京は20日から


■様子見ムードのなか、イベント関連など内需系にシフトしやすい需給状況

12日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着感が強まりそうである。11日の米国市場はNYダウが36ドル高だった一方で、ナスダックは115ポイント安だった。NY連銀の9月1年期待インフレ率の低下で大幅利上げ観測が緩和し、買戻しが強まる場面も見られた。ただし、国際通貨基金(IMF)による世界国内総生産見通し下方修正に加え、重要インフレ指標の発表を控え長期金利が最近の高水準付近に再び近づき警戒感から売り優勢の展開。英中銀のベイリー総裁が市場機能回復のために実施していた緊急国債購入を計画通り今週で終了することを表明すると金融市場混乱への警戒感に伴う売りからNYダウは上げ幅を縮め、ナスダックは下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の26350円。円相場は1ドル145円80銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで一時26280円まで売られた後に26620円まで切り返したものの、終盤にかけて戻り売りに押されていた。米国の重要インフレ指標の発表を控えるなか、様子見ムードは強まりやすいほか、ポジションを圧縮する動きに向わせそうだ。

日経225先物は前日の大幅な下落でボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げており、いったんは反発を見せたいタイミングではあるが、-1σを明確に下回ってくるようだと再び-2σまでの調整が警戒されやすく、26000円割れが射程に入ってくる。また、日経平均は昨日の大幅下落によって4日に空けたマド(26223円~26633円)埋めが意識されやすく、マド埋め辺りまでは押し目狙いの買いも入りづらいだろう。

物色の流れとして主力銘柄は手掛けづらく、指数インパクトの大きい値がさ株などには売りが向かいやすく、リスク回避的にもTOPIX型が優位になりそうだ。昨日から「全国旅行割」や「イベント割」が開始され、旅行の予約状況は活況である。また、ディズニーランドなども「イベント割」が適用されることになったため、イベント関連などへの物色も意識されやすいだろう。そのほか、水際対策として実施してきた入国者数の上限が撤廃され、入国者も増えていることから、インバウンド関連への物色にも向かわせよう。

主力株が手控えられるなか、外部要因の影響を避ける狙いから、直近IPO銘柄などへの循環物色も継続しそうだ。強いトレンドを継続している直近IPO銘柄には利食いをこなしつつも、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが窺える。


■Jフロント、2Q営業利益 黒字転換 132億円

Jフロント<3086>が発表した第2四半期業績は、売上高が前年同期比7.5%増の1691.29億円、営業損益は132.37億円の黒字(前年同期は13.88億円の赤字)に転換した。コンセンサス(125億円程度)を上回った。小売業界においても、コロナ感染症や物価上昇等による個人消費へのマイナス影響が懸念された一方で、3月下旬にまん延防止等重点措置が解除されて以降、行楽シーズンに行動制限が課されなかったことや、リベンジ消費が顕在化するなど回復の動きが見られた。


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(29239.19、+36.31)
・1ドル=145.80-90円
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開


・「ゼロゼロ融資」焦げ付き懸念、計42兆円、公費負担も
・診療報酬、医療DX、6年度導入へ、改修作業を全国共通化
・あすから46道府県、全国旅行支援開始、東京は20日から
・内閣支持続落35%、共同通信世論調査
・温室ガス削減量取引、国際枠組み、日本主導、発足へ


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50 8月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:-2.8%、7月:+5.3%)

<海外>
・特になし <ST>
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