後場に注目すべき3つのポイント~利食い売り材料続出、米中巡るきな臭さ増す
・日経平均は大幅反落、利食い売り材料続出、米中巡るきな臭さ増す
・ドル・円は下げ渋り、売り一巡後は様子見
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がダイキン<6367>
■日経平均は大幅反落、利食い売り材料続出、米中巡るきな臭さ増す
日経平均は大幅反落。443.94円安の27549.41円(出来高概算5億9650万株)で前場の取引を終えている。
1日の米株式市場でダウ平均は46.73ドル安(-0.14%)と4日ぶりに小幅反落。予想を下回った中国7月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)やペロシ下院議長の台湾訪問計画報道を受けた地政学的リスクへの警戒感から売りが先行。月初で売り買いが交錯するなか、7月製造業PMI改定値が予想外に下方修正されたほか、7月ISM製造業景気指数が小幅ながら2年ぶりの水準にまで低下したため、景気後退懸念も上値を抑制した。ナスダック総合指数も-0.17%と4日ぶり小反落。前日に28000円目前まで上昇していた日経平均は米株安を受けて180.87円安からスタート。米中摩擦の悪化が警戒されて円高・ドル安が急速に進んだほか、中国上海総合指数や香港ハンセン指数も大幅に下落し、リスク回避の売りが広がるなか、日経平均は前引け直前には27530.60円(462.75円安)まで下落した。
個別では、ダイキン<6367>や信越化<4063>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、SMC<6273>、キーエンス<6861>などの値がさグロース(成長)株、FA関連株が大きく下落。東エレク<8035>やルネサス<6723>の半導体関連も弱い。景気後退懸念による原油先物価格の大幅下落を受けてINPEX<1605>、石油資源開発<1662>が大幅安で、三井物産<8031>や住友商事<8053>の商社株も大きく下落。円高・ドル安進行を背景にトヨタ自<7203>、デンソー<6902>の輸送用機器も軟調。決算を発表したJSR<4185>は一時ストップ安になるなど急落し、東証プライム市場の値下がり率トップとなっている。丸和運輸<9090>も決算を受けて急落。ほか、エノモト<6928>、ファイズHD<9325>、三越伊勢丹<3099>が決算リリースを手掛かりに大きく下落。
一方、全面安商状のなか商船三井<9104>、ファーストリテ<9983>、東京電力HD<9501>、ZHD<4689>、ベイカレント<6532>、ニトリHD<9843>が逆行高。また、決算が好感されたTDK<6762>と大塚商会<4768>はそれぞれ急伸し、住友化学<4005>、京セラ<6971>、ANA<9202>も決算を受けて買い優勢となった。
セクターでは医薬品、精密機器、機械を筆頭にほぼ全面安。一方、海運のみが上昇となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体91%、対して値上がり銘柄は8%となっている。
前日の引けにかけて騰勢を強めた日経平均は28000円に届くことなく今日は寄り付きから失速。このところ200日移動平均線上での推移が続いていたが、本日は一時同線を下回る場面が見られた。28000円を手前とした上値の重さが連日で確認されていた矢先の急失速であり、やはり28000円回復には材料不足の様子。多方面で指摘されているように、米国のハイテク・グロース株を中心とした7月の株価上昇はイベントや夏季休暇入り前の機関投資家による買い戻しが主体だったと推察される。
また、テクニカル面で日米ともに主要株価指数がいい水準まで戻してきたタイミングで、利益確定売りの口実とされかねない中国関連のネガティブなニュースも多く見られている。まず、ペロシ下院議長が台湾を訪問する計画と伝わっている。蔡英文総統との会談は3日に予定されているという。会談はいまだ流動的とはいえ、中国側は軍事行動も辞さないと強くけん制しており、米中摩擦悪化への警戒感が急速に高まっている。ウクライナ戦争に端を発したロシアを巡る地政学リスクもまだ沈静化していない中、中国とのリスクも高まるとなると、市場は素直に嫌気するだろう。7月のリバウンドに寄与してきた商品投資顧問(CTA)など足の速い向きが、足元の悪材料に反応して持ち高を転換させる可能性もあろう。
中国の景況感回復のペースが想定以上に緩慢だという懸念も強まりつつある。中国国家統計局が発表した7月の製造業PMIは49.0と、6月の50.2から低下し、予想外に活動拡大・縮小の分かれ目となる50を下回った。財新が発表する民間版の7月製造業PMIも50を上回りはしたが、50.4と前月の51.7から低下し、市場予想の51.5も下回った。新型コロナ感染再拡大に伴う行動規制再実施の影響が長期化し、生産、新規受注、雇用の伸びが鈍化している。欧米諸国がこれから景気後退を迎える一方、中国については、緩やかながらも対照的に景気回復へと向かうことが期待されていたため、このままでは世界経済のけん引役が不在となる。
さらに、中国については、建設活動の停滞を理由とした市民による住宅ローン返済のボイコット問題も深刻化している。英銀HSBCホールディングスは中国の不動産関連エクスポージャー120億ドル(約1兆6000億円)相当の約3分の1が劣化、または不良化していることを明らかにしたと伝わっている。開発業者に金融支援を行う基金の設立などが検討されているものの、銀行による融資縮小で経済活動が一段と停滞するリスクを孕み、こうした中国経済を巡るきな臭さが不透明感として相場の重石になっている。
米国でも市場の動きを中心に不透明感が強い。米10年債利回りは1日、2.57%と約4カ月ぶりの水準にまで低下した。現在、米連邦準備制度理事会(FRB)が誘導目標とする政策金利FFレートは2.25~2.50%に設定されており、長期金利が政策金利とほぼ同水準にまで低下している状況はさすがに行き過ぎている印象がある。市場は景気後退によりFRBが来年には利下げを迫られるとみているわけだが、記録的なインフレが続いている中、FRBは今後の経済データ次第では0.75ptの大幅利上げを続ける方針で、市場の見方との間に大きな開きがある。FRBがインフレを抑制したいと考えているにも関わらず、長期金利が政策金利並みの水準まで急低下していることで、むしろ緩和的な環境が作られるという皮肉な構図となっている。
前日に発表された米7月ISM製造業景気指数の項目をみると、「価格」が60.0と6月の78.5から大幅に低下し、「入荷遅延」も57.3から55.2へと低下傾向が続いた。こうしたところから、モノに関するインフレのピークアウト感はより確度を増したといえそうだ。しかし、いま問題視されているのは下方硬直性を有すサービス分野でのインフレ長期化であり、今回のISM景気指数の結果がインフレ懸念を大きく後退させたとは考えにくい。
となると、やはり政策金利の動向を巡って、市場の見方との乖離が大きくなりつつある現状をFRBが放置しておくとは想定しにくく、近いうちにこうした乖離を埋めるために、FRB高官から乖離修正を狙った発言が出てくると予想される。今晩には早速、セントルイス連銀のブラード総裁などの発言が予定されており、注目されよう。
後場の日経平均は節目の27500円を維持できるかが焦点になる。踏ん張れずにこの水準も下回ってしまうと、CTAなどの売りが加速するリスクがあり、その場合には一気に27000円近くまで戻す展開も想定しておく必要があろう。
■ドル・円は下げ渋り、売り一巡後は様子見
2日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、130円半ばまで下げた後は値を戻している。米10年債利回りの低下が続き、ドル売り先行。一方、地政学リスクの高まりを受けた円買いが優勢となり、主要通貨を下押し。ただ、ドル売り一巡後は、ほぼ変わらずの値動きに。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は130円41銭から131円75銭、ユーロ・円は134円05銭から135円23銭、ユーロ・ドルは1.0252ドルから1.0293ドル。
■後場のチェック銘柄
・HOUSEI<5035>、サイジニア<6031>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がダイキン<6367>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・7月マネタリーベース:前年比+2.8%(6月:+3.9%)
【要人発言】
・関係筋
「ペロシ米下院議長が2日夜に台湾到着、3日に議員と会合する計画=報道」
<国内>
特になし
<海外>
・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(0.50ポイント引き上げ予想)
<CS>
田代まさし氏、不祥事の際に「助ける準備は出来ています」超大物芸能人からのメール内容明かす
東国原英夫氏、近隣アイドルの部屋に「俳優さんたちが入れ替わり立ち替わり…」
大谷翔平のドジャースがヤクルトとパートナー契約、日本企業との契約相次ぐ
大谷翔平のドジャース、右腕シーハンが右肘手術で今季絶望 投手だけで現在11人がIL入り
伊藤沙莉、NHK朝ドラ「虎に翼」16・2% 優三は寅子の見合い相手に立候補する
赤楚衛二「Re:リベンジ」第6話4・9% 大友郁弥との戦いに勝利した天堂海斗は
河村綾奈さん、広島新井良太2軍コーチと結婚「多くの愛情に育まれ」祖母から受け継いだ着物2S
大倉忠義、独立発表の松本潤にエール「お潤さん、大好きです。幸せしか願ってません」
つばさの党代表ら3人逮捕 選挙妨害の疑い 衆院東京15区補選で
【広島】新井良太2軍打撃コーチ結婚、元RCC河村綾奈アナと「穏やかな家庭を築いていけたら」
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
大谷翔平が不運な判定で2度見逃し三振 「えん罪退場」で話題の球審は引き揚げる大谷にブチギレ
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
時代劇の常識を覆す!仇討ち・無礼討ちの厳格なルール
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
藤田ニコル「脱ぐ予定なかったのですが気づいたらノリノリで…」ヒョウ柄水着姿に大反響
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
3度逮捕の38歳小向美奈子「今はやってないですよね?」の直撃質問に”回答”
ちとせよしの、美バストあらわな大胆コスチュームで観客を魅了 浜松オートレースヴィーナス就任
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
ガーシー、またも綾野剛の暴露写真でネット歓喜「この写真見て笑っちゃう」
大谷翔平が不運な判定で2度見逃し三振 「えん罪退場」で話題の球審は引き揚げる大谷にブチギレ
完全にダマされた! 『ラヴィット!』あのちゃん“事故レベル”大暴走は『水ダウ』遠隔操作のしわざだった ネットも納得
73歳神田正輝「旅サラダ」生放送で“12歳下俳優”から呼び捨てされ激論
42歳ママタレ20年ぶり水着披露「レベチ」「マジ天使」「最高」55歳夫のピン芸人と2児
田代まさし氏、不祥事の際に「助ける準備は出来ています」超大物芸能人からのメール内容明かす
東国原英夫氏、近隣アイドルの部屋に「俳優さんたちが入れ替わり立ち替わり…」
大谷翔平のドジャースがヤクルトとパートナー契約、日本企業との契約相次ぐ
大谷翔平のドジャース、右腕シーハンが右肘手術で今季絶望 投手だけで現在11人がIL入り
伊藤沙莉、NHK朝ドラ「虎に翼」16・2% 優三は寅子の見合い相手に立候補する
赤楚衛二「Re:リベンジ」第6話4・9% 大友郁弥との戦いに勝利した天堂海斗は
河村綾奈さん、広島新井良太2軍コーチと結婚「多くの愛情に育まれ」祖母から受け継いだ着物2S
大倉忠義、独立発表の松本潤にエール「お潤さん、大好きです。幸せしか願ってません」
つばさの党代表ら3人逮捕 選挙妨害の疑い 衆院東京15区補選で
【広島】新井良太2軍打撃コーチ結婚、元RCC河村綾奈アナと「穏やかな家庭を築いていけたら」