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注目銘柄ダイジェスト(前場):エプソン、エネチェンジ、日製鋼所など


ネットワン<7518>:2604円(-14円)
下落も下げ渋り。前日の米株式市場ではシスコシステムズが市場予想に反した弱い売上高見通しを示すなど、失望的な決算を発表し、13.7%安と急落。シスコ製品の取扱比率が約5割の同社株にとってもネガティブな材料と捉えられ、朝方は同社株も一時大幅に下落。ただ、同社についてはこれまでの決算において好調な受注の積み上がりが確認されており、各証券会社の見方も強気なものが多い。相場全体が上昇に転じていることもあり、同社株もその後切り返してきている。


東エレク<8035>:58360円(+700円)
もみ合い後上昇。米アプライド・マテリアルズが第2四半期の決算を発表、売上高は62.5億ドルとなり、市場予想の63.8億ドルを下振れ。また、第3四半期見通しも58.5-66.5億ドルとし、市場予想の67.3億ドルを下回った。中国でのロックダウンの影響など供給網問題が重しとなっている。一方、東エレクについては前期実績及び今期計画が揃って市場予想を超過するなど好決算が確認されており、前日に急落していたこともあり、本日は堅調な値動きとなっている。


住友鉱<5713>:5358円(+199円)
大幅続伸。本日は同社の他、チタン株や大平洋金属、東邦亜鉛など、非鉄金属株の上昇が目立っている。業種別上昇率では海運に続く第2位に。前日の商品相場ではドルの下落などを受けて銅相場が上昇、ニッケルも3月以来の大幅高となっており、国内非鉄株にも資金が向かう展開となっているようだ。LME先物は、銅が約2%、ニッケルが約8%の上昇となっているようだ。


日製鋼所<5631>:3275円(+210円)
大幅反発。前日に決算説明会を開催、評価材料につながっているようだ。セパレータ用フィルムシート装置、成形機ともに事業環境は堅調とされているもようで、前者に関しては、半導体の変更によって調達難による下振れリスクは低下との見方になっている。後者に関しても、EV化に伴って顧客の生産ラインにおいての不足感が生じているようだ。火力製品の不適切行為問題によって急落した株価の見直しが続く形に。


エプソン<6724>:2125円(+173円)
大幅反発。発行済み株式数の9.53%に当たる3300万株、300億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は5月20日から23年5月19日まで。高水準の自社株買いが当面の株価の下支えにつながるとの期待が高まる形に。取得株は全株消却する方針。また、創立80周年を迎えたことで記念配当10円を実施するとも発表、年間配当金は前期比10円増の72円に引き上げている。


ベイシス<4068>:3150円(+120円)
大幅に3日続伸。大日本印刷<7912>、MIRAI BAR(熊本県八代市)とともにウイルス感染防止のために空中ディスプレイの設置を推進する共同プロジェクトを開始したと発表している。空中ディスプレイは大日本印刷が特殊ホログラムシートによる「ホロタッチ」技術を提供し、MIRAI BARが開発・設計・製造した「MIRAIPIX」で、非接触によるタッチ・入力操作が可能。ベイシスは携帯基地局設置で培った設置ノウハウなどの強みを生かす。


エネチェンジ<4169>:647円(+62円)
大幅に4日ぶり反発。エネチェンジEV充電サービス専用のスマートフォンアプリの提供を開始したと発表している。月額費不要でEVやプラグインハイブリッド車(PHEV)の充電スタンドを利用できる。地図上でのEV充電スポットの検索や充電スタンドの満空確認が確認できるほか、その場で利用者情報を登録するだけで充電状況の確認から決済、利用履歴の確認までをワンストップでできるという。


フルッタ<2586>:104円(+3円)
大幅に反発。ESG事業の重要な指標であるCO2削減量可視化の取り組みを開始すると発表している。フルッタフルッタのパートナーが取り入れている農法に由来する商品のCO2削減量が見える化できるようになる。6月よりオンラインショップサービスを活用した消費者向けのエコ・アクション・ポイント(環境省が推進する環境保護を意識した行動に特化した全国共通の環境ポイントプログラム)の付与を予定しているという。 <ST>
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