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注目銘柄ダイジェスト(前場):コスモエネHD、トーセイ、山田コンサルなど





山田コンサル<4792>:1269円(+106円)
大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来の21億円から24.9億円、前期比10.6%増に引き上げている。経営コンサルティング事業において、持続的成長コンサルティング及び事業承継コンサルティングなどの案件受注が想定以上に順調であったもよう。また、期末配当金も従来計画の19円から27円に引き上げ、年間配当金は前期比8円増の45円になるとしている。


コスモエネHD<5021>:3190円(+422円)
大幅続伸。村上氏が率いる投資会社シティインデックスイレブンスが、共同保有者と合わせて5.81%の株式を取得したことが大量保有報告書で明らかになっている。投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うことを取得目的としている。同ファンドは富士石油の筆頭株主にもなっていることで、石油元売り業界の再編を主導する狙いとみられている。本日は富士石油も急伸の展開に。


トーセイ<8923>:1274円(+98円)
大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は57億円で前年同期比22.5%増益、通期計画128億円、前期比16.4%増に対する進捗率は44.5%に達しており、順調なスタートと捉える動きが優勢のもよう。不動産再生事業が売上、利益を牽引し、不動産ファンド・コンサルティング事業における受託資産残高も1.5兆円を突破のもよう。業績上振れを意識する動きになっている。


スギHD<7649>:5790円(-410円)
大幅反落。前日に22年2月期の決算を発表、営業利益は321億円で前期比5.6%減益となったものの、従来予想の310億円をやや上回る着地になった。一方、23年2月期は300億円で前期比6.6%減と連続減益の見通しとしている。市場予想を30億円程度下振れており、ネガティブな反応が先行へ。販売管理費の増加などが主な減益要因としているようだ。


レーザーテック<6920>:19865円(-745円)
大幅続落。前日の米国市場ではSOX指数が前日比4.5%安と急落、同社など国内半導体関連にも売りが波及する展開になっている。ハト派の最右翼とされるFRBのブレイナード理事が早くて5月FOMCで保有資産縮小を開始する可能性を示唆、今後の金融引き締めペースの加速化が意識されることになり、10年物国債利回りは前日比0.15%高い2.54%にまで上昇。米ハイテク株安につながる形となっている。


カイオム<4583>:200円(+3円)
年初来高値。自社開発の抗体作製技術ADLibシステムに関連する特許が日本で査定通知を受領したと発表している。抗体可変領域の多様化を促進する方法に関する特許で、欧州では特許成立済み、米国と中国で審査係属中となっている。ADLibシステムはニワトリDT40細胞の抗体遺伝子の組換え活性化で抗体を作製する技術で、治療薬や診断薬の候補抗体を迅速に作製できるなどの特長がある。


サンバイオ<4592>:1190円(-16円)
朝高後、マイナス転換。慢性期の運動機能障害を有する外傷性脳損傷患者を対象とする偽手術と比較したSB623の有効性と安全性を評価したフェーズ2臨床試験(STEMTRA試験)の1年間の最終解析結果で、主要評価項目を達成したと発表している。運動機能と日常生活動作に改善傾向が認められた。SB623は、骨髄液由来の間葉系幹細胞からなる開発中の製品で、頭蓋内の損傷部位周辺に移植される。


ランサーズ<4484>:408円(+30)
年初来高値。フリーランスがビジネススキルを商品化できるプラン「パッケージ方式」のサブスクリプション版の提供を開始したと発表している。サブスクリプション版では、従来のスポットでの契約に加え、3カ月契約と6カ月契約を選択することができる。4日に開示したメタバースで学べる最先端デジタル教育サービスの事前面談申し込み受付開始も引き続き買い材料視されているようだ。 <ST>
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