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今日の為替市場ポイント:安全逃避的なドル買い縮小の可能性低い


17日のドル・円は、東京市場では119円03銭から118円60銭まで弱含み。欧米市場では、118円84銭まで買われた後、118円37銭まで下げており、118円66銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に118円台で推移か。ウクライナ情勢は引き続き流動的であることから、安全逃避のドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

報道によると、ブリンケン米国務長官は記者団に対して、「バイデン大統領は中国の習近平国家主席に対し、中国がロシアの侵攻を支援すれば代償を払うことになると伝える」と述べた。バイデン大統領と習主席は3月18日に電話会談を行う予定となっている。市場参加者の間からは「中国はウクライナとロシアによる和平協議を促す役割を果たすべき」との声が聞かれている。中国はロシア側の要請に応じて軍事的・経済的な援助を行うとの批判が出ているが、中国側はこうした見方を否定している。

停戦に向けたロシアとウクライナの協議については近日中に進展する可能性はあるものの、状況は引き続き流動的。このため、米中首脳の電話会談で中国側が和平協議を促す意向があることを伝えるかどうか、市場参加者は注目しているようだ。

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