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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め観測の継続も地政学リスクが重石


17日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、引き締め加速への思惑からドル買いが先行。ただ、ウクライナ情勢の不透明感によりリスク回避的な円買いが重石となりそうだ。

前日公表されたFOMC議事要旨は想定ほどタカ派ではなかったと市場に受け止められ、ドル売りに振れた。ユーロ・ドルは1.14ドル付近に強含み、ドル・円は115円前半に失速。本日アジア市場はその流れが受け継がれ、序盤はドル売りに振れやすい展開に。その後ロシアのメディアがウクライナ軍の武力攻撃の開始を報じると安全通貨買いが優勢となり、円選好地合いでドル・円は115円10銭台に弱含む場面があった。

この後の海外市場では、米金融政策がテーマ。FOMC議事要旨は1月下旬時点の内容で、足元の記録的なインフレを考慮した今晩の連邦準備制度理事会(FRB)当局者発言により金利高・ドル高に振れやすい。ただ、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は前回を下回るとみられ、回復持続を期待したドル買いを弱めそうだ。一方、ウクライナ情勢は一段と緊張が高まり、地政学リスクを懸念した円買いが主要通貨を下押ししよう。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.8万件、前回:22.3万件)
・22:30 米・1月住宅着工件数(予想:169.5万戸、12月:170.2万戸)
・22:30 米・1月住宅建設許可件数(予想:175.0万戸、12月:188.5万戸)
・22:30 米・2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:20.0、1月:23.2)
・01:00 ブラード米セントルイス連銀総裁討論会参加(経済と金融政策見通し)
・07:00 メスター米クリーブランド連銀総裁オンライン講演(経済と金融政策見通
し)
・G20財務相・中銀総裁会議(18日まで)

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