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NY外為:ポンド買い一服、BOE、追加利上げには慎重なアプローチ


英中央銀行(BOE)は3日、インフレ抑制のため市場の予想通り主要政策金利を従来の0.25%から25ベーシス引き上げ0.5%とすることを決定。昨年12月の利上げに続く。金融政策委員会(MPC)メンバー9人のうち4人は50bp利上げを主張した。今後数カ月の緩やかな追加引き締めが必要だとの点では全員が一致。中銀は、同時に、過去10年の量的緩和(QE)で積み上げた8950億ポンドの保有資産について縮小を開始。保有国債の満期償還金の再投資を直ちに停止する。200億ポンド規模の社債は23年末までに全額放出する計画を発表した。

中銀はまた、インフレ予想を引き上げ。4月に7.25%をつけピークとなると見ており、前回の5%から引き上げ。

同時に、ベイリー総裁は「英中銀は利上げにおいて立ち遅れていない」とし、「不透明性が多く、緩やかな利上げが適切」と言及。英中銀は年内追加利上げをする可能性は強いが、更なる利上げを巡り慎重なアプローチをしていく方針。

総裁の発言を受けてポンド買いは一服。ポンド・ドルは英国中銀の追加利上げやQE巻き戻し決定を受けて、ロンドン市場では1.3542ドルから1.3628ドルまで上昇。その後、ベイリー総裁が政策金利が必然的に上昇すると考えるのは間違いと慎重な姿勢を見せたためポンド買いが一段落し1.3597ドルでもみ合った。

ポンド円は156円51銭まで上昇後、156円16銭へ反落。ユーロ・ポンドはECBの利上げを織り込むユーロ買いに0.8285ポンドから0.8416ポンドまで上昇した。

【金融政策】
・英中銀
・政策金利を0.25ポイント引き上げ0.50%とすることを決定
「購入した社債保有分は全て巻き戻す計画」
「英国債の保有を緩やかに縮小していく」
「英中央銀MPCメンバー9名のうち4名が0.50ポイントの利上げを主張」
「利上げ、量的緩和縮小は全会一致」
「今後数か月、緩やかな追加引き締めの可能性」
「QEの再投資を停止」
「2022年CPI見通し5.75%(11月3.5%)」
「21年GDP見通し7.25%、22年3.75%(11月5%)」
「インフレは4月に7.25%をつけピークに(前回5%)]


ベイリー英中銀総裁
「英中銀は利上げにおいて立ち遅れていない」
「ウクライナ混乱が物価リスクとなる可能性も」
「オミクロンの経済への影響は恐れていたほど大きくなかった」
「英中銀の金利は歴史上でも非常に低い」
「見通しにかなりの不透明性がある」
「英中銀の金利が必然的に上昇するとみなすのは間違い」


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