日経平均VIは低下、株価軟調で20を上回る水準で推移

日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は13時50分現在、前日比-0.42（低下率2.00％）の20.58と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.87、安値は19.30。

市場では国内の新型コロナ感染拡大への警戒感が強く、市場心理が悪化しやすくなっている。こうした中、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは20を下回って始まったものの、その後は日経225先物が売りに押される展開で、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが次第に意識され、日経VIは昨日水準を上回る場面もあり、不安心理の高まった状態の基準とされる20を上回った水準で推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。

＜FA＞