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今日の為替市場ポイント:オミクロン変異株の感染拡大を嫌気してドル買い抑制も


13日のドル・円は、東京市場では113円37銭から113円59銭まで反発。欧米市場では、113円73銭まで買われた後、113円38銭まで反落し、113円58銭で取引終了。本日14日のドル・円は113円台で推移か。新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大を嫌気して、リスク選好的なドル買い・円売りはやや抑制される可能性がある。

13日の米国債券市場では、10年債利回りが低下し、2年債と10年債、30年債の利回り格差は縮小した。今週14-15日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、債券買い入れの縮小ペースを加速することを決定する可能性が高いとみられており、利上げ時期は多少早まるとの見方が浮上している。ただし、来年前半までに物価上昇率は鈍化する可能性があるため、イールドカーブの平坦化を想定した取引が増えているようだ。

市場関係者の間からは、「供給不足の状態は来年前半まで続き、サービス業の価格は引き続き上昇傾向にある」との声が聞かれているものの、FOMCが今回公表する金融・経済の予測で2022年以降におけるインフレと政策金利の見通しが前回(9月時点)と同じだった場合、2022年の利上げは2回にとどまるとの見方が再び強まり、ドルは伸び悩む可能性がある。

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