NY外為：リスクオフ継続、米デフォルトやインフレ高進の可能性を警戒

NY外為市場ではリスク回避の動きが継続した。ドル・円は110円台後半で戻りが鈍い。ユーロ・円は129円35銭から128円82銭まで反落後も128円台後半で推移した。

石油輸出国機構（OPEC）プラスの会合で、段階的な増産計画が維持され大幅増産が回避されたためNY原油先物が78ドル台に上昇。2014年以降ほぼ7年ぶり高値を更新したほか、ブラード・セントルイス連銀総裁も高インフレが2022年に2％に戻らない可能性を示唆したため警戒感に繋がった。

さらに、与野党の対立で、債務上限の引き上げの目処がたたず、債務不履行懸念がくすぶった。バイデン大統領も債務不履行を回避を保証することができないと警告。
ダウは一時500ドル超安となった。

＜KY＞